2007年 06月 16日
1867年 フランス さあ いよいよ ラ・フランス の登場です バラの歴史のなかで これほどの重要なバラはないのではないでしょうか ハイ・ブリット・ローズとして確立された第一号のバラ ラ・フランスの登場でそれ以前のバラがオールド・ローズと呼ばれ それ以降のバラは現代のバラとなったのですから 現代のバラと古典のバラとの分岐点となったバラです 淡いピンクの花弁は表より裏が濃く花弁一枚一枚がそれはそれは細く巻くのです そのグラディションの美しさにはため息です しかも花の大きさは10cmほどもあるのです 花弁の数 約60枚(正確ではないですが) しなやかな枝ぶりはオールド・ローズのままに 葉もやさしいオールドの葉 やわらかな萌黄に染まります オールド・ローズのおもむきをたっぷりと持ちながらハイブリットですから 四季咲きなのです むろん その香りはオールドゆずりのダマスクの強い香りをもっています どうやら 強く甘き香りは葉も同じなようで 他のバラの葉は虫食いはないのですが ラ・フランスの葉は食べられてしまいます ラ・フランスの花 葉 すべてがダマスクにつつまれているようです ラ・フランス オールド・ローズさん達からは 「あなた! こちらにどうぞ!あなたは 私達でしょ!」 ハイブリットさん達 現代のバラさん達からは 「あなたがいてくださったから 今のあたし達が います どうぞ 女王様のお席に!」 雨に濡れず 風にもあまりあたらなく 強い陽ざしも避けていられる そんな特別席から オールド・ローズの香風 フロリバンダの群れる様 ハイブリットのツンとして咲く様 イングリッシュ・ローズのやわらかな枝ぶりは あたしの姿なの バラの 「時の金の鍵」をもったラ・フランスは想っているでしょう ラ・フランス 古典的な魅力に想いをめぐらせていただけましたでしょうか
by petitsgateaux
| 2007-06-16 23:30
| ラ・フランス
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